ほろほろ鳥20周年記念ライブ


プレリュードは伊丹オトラクな一日



 結構街フェスというものが好きでなるべく行くようにしてるんやけど、「伊丹オトラクな一日」て、なんかストリート・ミュージシャンの歩行者天国みたいな試みやと思うて行ったんやけど・・・・・   まあ、今後に乞うご期待ちゅうとこですかな。



 ひさびさに阪急電車に乗って十三へ・・・と、入ってきたのがこの編成。これは、私が物心ついて電車というものに興味を持ち、初めて番号を覚えた想い出の車両である。売布神社の駅で大阪行きを待っていると、当時の宝塚線の最新鋭の車両3100系というものが入ってくる。3100系は編成の大阪方にモーターがなく、どちらかというと宝塚方が「前」というイメージだ。これは神戸線用の3000系と、その前の2000系や2100系と同じ考え方で、1000系以前の阪急電車が、大阪方を「前」にしたイメージとは反対になっている。ちなみにその後の5000系は神戸方が「前」だが、宝塚線用の5100系以降は、すべて大阪方が「前」になっている。で、この3150を大阪方にした編成は、当時6両編成であって、その車両番号の配列は、3150-3600-3650-3100=3151-3101で、パンタグラフは宝塚方の「先頭」車両の後よりから一両おきについていた。その後、宝塚線沿線の人口増加に伴って、1両増結するときに=3151-3101の間にパンタグラフ付きの3611を入れた。これによって、宝塚方面へ走ってくる姿がパンタグラフつきの車両が二両続いてくるので、なんだかそれが無性にかっこ良くて、それ以来パンタグラフの配列の美学などを追究したものである。阪急は、「前」から「後」への整った配列を基調としている。逆に阪神や京阪は、むしろ両者が混在する混沌の美学をもって良しとしているように見えた。それはそれでかっこええ。さてその3100系は、後に-3611-3101の間に2176を入れて8両編成になるのだが、その2176は、2021系というて2000系の追番を持ちながら2000系とは根本的に設計思想の異なる・・・ええと、要するに改良されたけど過渡期にあった車両で廃車にするのもったいないから3000系や3100系の増結用に回されたのだが、その際に改番されて・・・たしか2176のもとの番号は2026でこの編成は他の2000系よりも音が派手で阪急の中ではどちらかというとアラぶれた存在だったのだが、それはたぶんまだ一部が能勢電で活躍しているので、時々音を聞きに行ったりする。3000系に挿入された2000系の中には、先日桂の駅に写真を取りに行った2300系初期ロットと同時期に製造された2000系の初期ロットも中間車となって挟まっているし、能勢電にはなんと4両で編成として残っていて、つまりモーターもそのまま使われていて・・・ええとね、その3100系は、結局全部が2000系などを中間車にして8両編成にされたから、3100系だけの8両編成は存在しなかったのである。3000系は3033Fまでの17編成、3100系は3111Fまでの6編成が存在した。



 で、その8両冷房化の際にパンタグラフの位置も整理されて、3150-3600-3650-3100=3151-3611-2176-3101の3600と3611の位置に一両に2基搭載される事になった。これによって、何となく全体のバランスから大阪方が「顔」のような印象になった。同時期に冷房化が進んでいた2000系や2100系は、オリジナルは一両おきに2期搭載されたパンタグラフを振りかざして疾走する姿がめっちゃかっこよかったんやが、ほどなく後よりの1基が撤去され、冷房化の際に後よりに変更されて、何とも丸い表情になってしまった。それでも大阪方に「ケツ」をむけて屁を扱く姿はなかなか意地っ張りで良かったが、甲陽線のワンマン運転化の際に残っていた3両編成を最後に、編成としては消滅して全車中間車に散らばるか、能勢電に譲渡されたので、ときどき能勢電にその音を聞きに行くので・・・あのね、だからその3100系はその後4両ずつに分割されたり、もとの6両編成に戻ったりして支線運用についているのだが、そのときにただ前と後にぶった切るのではなくて、たとえば上の編成では3100=3151が運転台付き、まあ鉄道ファン用語ではMC=TCというのだが、結局この編成が4両編成として使われた事はなく、つねに固着していて却って機械の保守点検が面倒な事から運転台を撤去したのである。従って、その3100=3151は先頭に立てないので最後尾の3101を3150-3600-3650-にひっつけて3150-3600-3650-3101とした。しかしまだ3100系同士の使い回しは我慢出来るとして、なかには3100系と3000系の混成も見られて、阪急の6000系以前の8両編成の番号は全て頭に入っている私としては、何とも腹に据えかねるといいたいのだ。なぜなら、3100系と3000系とでは、モーターの音からしてが違う。3100系は、非常に繊細な鼻音を含んだ柔らかい艶のある音で発車するのに対して、3000系はもう少しはっきりとしたスパイスの利いた二重和音で発車するのである。それを混用してしまっては、音にうるさい私としては・・・だからさあ、要するに最近の阪急電車は白いおかっぱアタマになっとるでしょうよ、あれが我慢ならんのよね、この3150のように全面マルーンが阪急電車でしょうよ、ちゅうか、いま白いおかっぱでないのは、次に廃車にされる車両やねん、それが悲しいねん、今津線や伊丹線や箕面線を走ってる3000系や3100系のうち、先ずは行先表示板をぶら下げてるやつから廃車になるんや、3000系は、神戸線でまだ8両編成が走ってるけど、3100系はズタズタや。それが悲しいんや。もうすぐお別れや。こんなことになるんやったら、もっとやさしくしてあげるんやった。あのときあんなこと言わへんかったら、こんなことにならんですんだかもしれんのや。いやしかしそんときすでに気づかずにとどめを刺してしもうとったんであって、もういくら取り戻そうとしても手遅れやったんや。もう決まっとった。俺が知らんかっただけの事や。我慢に我慢を重ねてきた積もりやのに、まだ我慢が足りんかったんや。もっと必至になって、一生懸命、しっかり捕まえとかなあかんかったんや。阪急を代表する栄光の特急専用車2800系が勇退するときには、まだ阪神淡路大震災の混乱から生活を立て直すのに必至で、JR沿線に住んでたから知らんかったんや。冷房試験車両の5200系もいつの間にか亡くなった。2300系初期ロットも運用離脱のニュースを聞いて慌てて写真取りに行ったんや。能勢電の山下車庫に眠ってた1000系最後の生き残りも撮りそこねた。つぎはあんたや。3150Fと、神戸線でまだぶいぶいいわしてる3003Fを写真にとっとかなアカン。もっと努力が必要なんや。俺には辛抱と努力が足りんのや。



 ほろほろ鳥のらいぶ・・・いや幸せ幸せ・・・ドラムのひと「ボン吉」といいます。ちっちゃな女性です。このひとのドラム、ほんまにめちゃくちゃいいです。

Posted: 土 - 10月 17, 2009 at 12:11 午前          


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