Nkosi Africa avec Epizo Bangoura


@ 水都大阪2009



 音楽三昧のシルバー・ウィーク最大のイベントは「水都大阪2009」への「Nkosi Africa」の出演と、ゲストで来たEpizo Bangouraとの出会いであった。場所は大阪中之島天神橋西すぐ「文化座劇場」(下記リンクの「アクセス」のなかの「会場マップ」の10番) http://www.bunkaza.suito-osaka2009.jp 上の写真のような仮設野外ステージである。




 さすが関西アフリカ音楽界の大御所が二人も同時に出演するとあって、会場は開場早々に入場制限、仮設やからしゃあないよね。



 本番開始ギリギリに来たにも関わらず、さっさとジェンベを取り出して大入りの客をぐいとひと掴みに引きつけるその音色とパワーは実に圧巻。一本の太鼓から打ち出される多様な音と表現の豊かさに、基本的にジェンベ嫌いの私は目から鱗が落ちた。コイツはすごい。その「手」を横から見てるだけで、かのMukuna Tchakatumba師匠とは全く異なる熟練の「捌き」をこの目で見た。すごい。そのあとJosephとのセッションに入り、私も僭越ながら後でドラム・セットを叩いたのだが、もうこれは久しぶりの本場アフリカン・ルンバの追体験。なぜなら、彼の故郷ギニアはジェンベの国として有名だが、実はアフリカの中でもコンゴと並んでキューバ音楽を独自に取り入れた歴史があるからだ。相性ばっちり、こちらから投げかけるパッサージュにEpizoが絡み合い、なだれ込むようにJosephのソロ・フレーズに呼応して三つ巴の展開の応酬、アニマシォンこそ入らないが、ドラムとジェンベのやり取りは、そのまま南アフリカともギニアともコンゴともつかぬ悦楽のルンバ・ロックへと飛翔して留まるところを知らず、気がつけば観客総立ち、Joseph跳ねまくりの一時間であった。せやけどね、大阪21世紀協会さんよ、街中のコイン・パーキングから歩いて機材搬入て、出演者に取っては大変辛いぞよ。公園に乗り入れ出来ひんのはわかるけどね、せめて隣接する道路上に搬入用のスペース設けてくれるか、人材だしてくれんとね、あれもあきまへんこれもあきまへんで文化事業はないやろ? な、橋下くんもそう思うやろ?

Posted: 月 - 9月 21, 2009 at 03:03 午前          


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