設備の充実


貯米庫を買った。



 貯米庫を買った。8月に農協の農機センターで展示会があって、チラシ特売があったから、そのときに契約した。15万円なり。30kg入りの米袋が14袋入る。出来るだけ動力は使うまいとは思うものの、やっぱり米に虫がわくと対処が大変だ。今回の収穫は7袋だったから、半分を国産みの尊の分として使ってもらう。



 さてその尊、稲刈り機と籾摺り機を相次いで知人から譲り受け、コレで規模拡大の準備が整ったと喜んでいたのもつかの間、両方とも壊滅的に故障している事が判明して、コレまさに糠喜び。えいままよとばかり、新品の籾摺り機を購入された。条件は、故障している2台の無料下取りで、代金35万円なり。やった・・・コレまさに衝動買いの極みといわしてもらおか・・・毎年米屋に頼んで籾摺り挟み込んでもらう気兼ねからは解放されるとはいえ、その代金と比較して微妙なところだが、これで米屋に気兼ねなく、どんな品種の栽培にも挑戦出来るのはメリットではありますな。ほな、いつかインディカ米を栽培してみたいものぢゃな。これは直接販売したらゼッタイ金になるから。
 で、機械の説明だけしときましょか。写真左手前に袋が引っかかってるが、そこから籾を投入して・・・これを「張り込む」というらしい・・・それが表面をこすられて上部のスペースに跳ね上がる。この段階では、籾はこすられて籾殻が外れるのだが、全部いっぺんに綺麗にはがれるわけではない。籾殻は、跳ね上がるときに横合いからの強風に飛ばされて、左手のダクトから外へ放出される。ダクトの先には、太いホースが繋いであって、納屋の窓から外へ排出し、シートで囲って飛び散るのを防いでいる。で、飛び上がった籾と玄米の混ざったのは、上からまんべんなく、少し傾斜のついた板の上に流される。この板は激しく横振動していて、措くから手前に、右手から左手に、微妙な傾斜が付けられていて、その板の上を籾と玄米の混ざったのが、ゆっくり流れ落ちる事により、重さで振り分けられる。すなわち重い籾は左手に集まり、軽い玄米は右手に集まって、手前に流れ落ちる。そこにはそれぞれ行き先の異なる3つの通路の入り口があって、その入り口の幅を前面にあるふたつのレバーで調節出来るようになっている。で、その三種類の緩やかな帯を手前の大きな窓から見て、その境目を前面にあるふたつのレバーを操作して、籾・籾と玄米の混合・玄米に目で選り分ける。籾と混合物は、再び投入口に合流して摺られる。玄米は排出口から「仕上り米」として排出されるので、そこに米袋を置いて回収する。一時間ほどの作業で30kg入り玄米が11袋出来た。ちなみに今年最後の品種「ヒカリ新世紀」であった。



 台風一過、夕方からぐっと冷え込んできたので、今シーズン初の一人鍋。

Posted: 金 - 10月 9, 2009 at 10:40 午後          


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