ザイール・ヤ・バココ「第三の旅」


大使館の対応は隔世の感あり

 現地情報を得たいと思って、在コンゴ (RDC) 日本大使館にメールを送ったところ、配慮に満ちたご返事を頂いた。キンシャサの治安状況や交通の事、FIKINの実情、国境の状態や地方への交通、伝染病の事・・・旅行者の安全を第一に考えた、ピントの合った助言を頂く事が出来た。大使のお名前は池田典久様と仰る。20年近く前に旅行中に面倒に巻き込まれ、相談に行った時の当時の大使の対応とは隔世の感がある。まあ面倒に巻き込まれた私が悪いんだが、周りのザイール人の職員たちの方が、寧ろ親身になって面倒を見てくれたのだ。当時は、郵便ですら2週間がかりで、それも届くかどうかわからず、電話も開戦の状態が悪くて、込み入った内容を一般人がやり取りするなど、およそ考えられない状態だった。ザイールへ行くといえば、今生の別とばかりに水杯をかわすほどの覚悟であった。それが、今や友達にメールするように、地球の反対側に赴任する大使からメールが来る。開かれた政府になったともいえるし、実感が伴わなくなったともいえる。池田大使はまた、私がアンゴラへ行くと申し上げれば、わざわざアンゴラの日本大使にメールをお送りくださり、真川豪様と仰る大使からすぐにメールが来たのである。まさに隔世の感がある。

Posted: 水 - 2月 20, 2008 at 12:11 午前          


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