雑草と稲わらを切って田畑に撒く


土から頂いたものは土に帰す



 雑草は抜き取って積み上げて堆肥にしたり、刈り取って燃やして灰にして撒いたりしていた。しかし、新しい畑の整地をしていて、ふと思ったのである。いちいち堆肥置き場まで運んで積むのはしんどい。畝の肩に寄せておけば、次の雑草も生えにくいし、腐蝕すれば堆肥になるのではないかか・・・ で、畝立てするたびに、次の畝の雑草を前の畝の肩に寄せていたのであるが、あるときまた、ふと思ったのである。この雑草が腐蝕するまでには何ヶ月もかかる。その間に、春の雑草が絶対はびこるから、作業性は悪くなる。しかし、畑から運び出すのは、やっぱりしんどい・・・ ほな、ここで枯れた部分だけ粉砕して鋤き込んだらどうか。土から頂いたものは、なるべく土に帰すのである。その場で返すのだから、これほど理にかなっててロスの少ない方法もない・・・だろう。という信念のもと、納屋を物色すると、切り藁を作る上のような道具が出てきた。なんでもあるなあ。でも、よく見ると相違点がある。台座と本体のつけ方が違う。使いやすいのは、取っ手のある側が長い下の方である。足で押さえると安定が良い。しかし、実際切れ味の良いのは上の方であった。上のものは、取っ手を降ろすと、左から右に藁が切られて行くのであるが、その際同時に刃物が右から左へと、山形を描きながら微妙に動くのである。こうすることによって、くわえた藁を、効率的に刃物の支点に集中させることが出来る。こういう微妙な動きを、この道具は回転軸と支点を微妙にずらせ、刃物を取り付ける台に丸みを持たせることによって実現している。このような工作は、ハイテクでもなんでもなく、極めて合理的でシンプルで美しい。昔の日本の道具のすばらしさを実感するばかりである。しかし、なんで台座の右手があんなに短いんだろう? もうすこし長ければ、切るときに足で押さえる安定が良いのに・・・



ともかく手順としては、このように稲刈りの後積み上げられてある稲わらを・・・



田んぼ全体に撒き、



ざくざくと切るのである。



 畑も同じ。畝の肩で乾いた雑草を、根を除いてこのように切り藁状態にして、畑全体に撒くのである。
・・・と、簡単に書いたけどね、これやってみるとなかなかバッド・トリップよ。。。

Posted: 土 - 12月 27, 2008 at 07:52 午後          


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